椎骨動脈解離③【診断!椎骨動脈解離】
2020年1月に、右側の椎骨動脈解離を発症しました。解離した部分は動脈瘤になってしまい、2020年3月、大きな大学病院へ転院。その後も定期的にMRIやCTで、瘤の形を見守りながら、経過観察をしてきました。
転院から1年後の2021年3月、造影検査にて動脈瘤が血栓化し、成長傾向に、更に切迫破裂の状態であることも解り、2021年5月、後頭動脈と後下小脳動脈をバイパスし、動脈瘤をトラップする手術を受けることになりました。
病状の経過や病気による激動の経験を随時書いています。
【診断!椎骨動脈解離】
発症から一週間、絶え間なく続く頭痛ではあったのですが、何とか肉体労働の仕事を毎日こなしていました。
意を決し、自宅から車で30~40分の距離にある脳神経外科へ駆け込むことに…
すぐにCT検査をしてくれることになり、自分としても、「ただ事じゃないなぁ~」と、検査を待つ間、腹をくくるような気持ちが芽生えはじめていました。
いざ、CTの検査室に呼ばれ、緊張しながらも検査を受けると
「脳梗塞やくも膜下出血を起こしている形跡はないですがぁ…」…
…ん💦
何やら、主治医の先生には、私の脳のCT画像に、怪しきモノ(陰)が見えたようで💦
「ちょっと気になるので、MRIも撮りましょう❗」と、続けてMRIも受けることに、、、
すると、MRIの画像により、右側の椎骨動脈(ついこつどいみゃく)に、解離が起きていることが判明。
正式に【右側椎骨動脈解離】という診断が下されました。
病名を聞き絶句💦
主治医の先生からは、右側の椎骨動脈という血管の内側が広範囲に裂けて瘤状にもなっており、下手すれば、脳梗塞やくも膜下出血になり、命の危険があったことを告げられました。
しかし、発症から一週間経過している為、緊急性はなく、経過とともに治癒方向に向かっていく筈なので、極力、安静にしているように…とのことで、1ヶ月後に、MRIで発症部位の経過を見るとのことで、この日は、痛み止め(ロキソニン)を処方され、病院を後にしました。
もっと早く、病院に行くべきだったと後悔もしましたが、「緊急性はなく、治癒方向に向かっている…」との主治医の言葉に、かなり安心してしまい、肝心な「安静にするように」と言う言葉を軽視して、こんな時でも、夕方からコテコテの肉体労働である工場の仕事に向かってしまった私でした。